「しっかり落としたい、でも肌に負担をかけたくない」という悩み
洗顔料に求めるのは、汚れをきちんと落とす力と、肌へのやさしさ。しかし洗浄力を高めようとすると、洗浄成分を増やす必要があり、人によっては刺激や乾燥を感じてしまうことがあります。この相反する願いを両立させる方法はないか——ポーラ化成工業が取り組んだのは、そんな課題でした。
熊本生まれの天然成分「スイゼンジノリ多糖体」に注目
研究チームが着目したのは、熊本・阿蘇地域に生息する日本固有の藻類「スイゼンジノリ」から抽出される天然の保湿成分「サクラン®」です。糖がつながった巨大な分子で、水中で繊維状のネットワーク構造をつくる特徴があります。
高速分散処理で「天然ミクロスポンジ」が完成
この成分を独自の装置で高速分散処理することで、繊維ネットワークをより細かく緻密にすることに成功しました。この微細な構造がまるで小さなスポンジのように働き、余分な皮脂や汚れをやさしく絡め取る仕組みです。
官能評価で「洗い上がりの良さ」を確認
この技術を配合した洗顔料では、使用者による評価で洗い上がりの良さを支持する割合が高いことが確認されました。
今後もポーラ化成工業では、使用感に優れた新技術の開発を進めていく予定です。