濃い肌色の人が抱えていた「カバー力か、自然さか」というジレンマ
ファンデーションやコンシーラーで気になる部分をカバーしたいのに、しっかり塗ると白浮きしてしまう——。特に濃い肌色の方にとって、これは長年の悩みでした。従来のコンシーラーに使われる白い粉体(酸化チタン)は、光を反射してカバー力を発揮する一方、肌から浮いたような不自然な白さの原因にもなっていたのです。
新素材「IOLTD」で両立を実現
コーセーはテイカ株式会社との共同研究により、コンシーラー素材「IOLTD」(Iron Oxide mixed with Large Titanium Dioxide)を開発しました。これは、従来より大きなサイズの酸化チタンと、肌色を調整する酸化鉄を組み合わせた複合粉体です。
なぜ白浮きを防げるのか
大きなサイズの酸化チタンには、白浮きの原因となる青い光の反射を抑え、自然に見せる赤い光の反射を高める特性があります。さらに、酸化鉄が均一に分散することで発色が向上し、濃い肌色でもしっかりカバーできるようになりました。
研究で確認された効果
実際に濃い肌色の方が使用したところ、従来品よりも高いカバー力を維持しながら、白浮きのない自然な仕上がりになることが確認されました。
あらゆる肌色への展開へ
今後は成分の調整により、さまざまな肌色に対応したコンシーラーやファンデーションへの応用が進められる予定です。