「なぜあの香りが好き?」の謎、実は未解明だった
私たちが毎日何気なく感じている香りや匂い。しかし、人間がどのように匂いを認識しているのか、その仕組みの大部分は長年わかっていませんでした。鼻の中には約400種類の「嗅覚受容体」というセンサーがありますが、研究で反応を確認できていたのは、わずか1割程度だったのです。
花王が開発した「ScentVista 400™」とは
花王は、約400種類の嗅覚受容体のほぼすべてを人工的に再現し、匂いへの反応を一度に調べられる技術「ScentVista 400™」を世界で初めて確立しました。
においの「指紋」が見えるように
この技術では、嗅覚受容体が匂い物質を認識すると光を発する仕組みを活用。約400種類のセンサーがどう反応するか、そのパターンを可視化できます。
似た香りには似た反応パターンがあった
研究の結果、ローズオイルとゼラニウムオイルのように「似ている」と感じる香りは、嗅覚受容体の反応パターンも似ていることが確認されました。
香りの感じ方を科学的に予測できる未来へ
この技術により、香りの好みや感じ方を科学的に理解できる可能性が広がり、今後の化粧品や香り開発への応用が期待されています。