「万人向け」では届かない、一人ひとりの肌悩み
同じ化粧品でも、効果を感じる人とそうでない人がいます。それは、肌質や紫外線への反応が一人ひとり異なるから。本当に自分に合った化粧品を届けるには、その人の肌そのものを理解する技術が必要でした。
本物の肌構造を再現した「ミラースキン2.0」を開発
ポーラ化成工業は、個人の細胞からiPS細胞(さまざまな細胞に変化できる万能細胞)を作り、その人の肌を体外で再現する「ミラースキン™」の改良に成功しました。新たに開発された「ミラースキン2.0」は、表皮が外側にある平面構造で、実際の肌と同じ形をしています。
3層構造とバリア機能を忠実に再現
ミラースキン2.0は、表皮・真皮・皮下脂肪の3層構造を持ち、肌の色素を作る細胞や毛包も含んでいます。さらに、肌のバリア機能を担う構造が、外部からの物質の侵入を防ぐ働きを発揮していることが確認されました。
化粧品成分を直接塗布できる形に
従来は球状で実験しにくい形でしたが、平面化により化粧品成分を肌表面に塗る試験が可能になりました。
究極のパーソナライズ化粧品へ
この技術は2025年9月の国際学会で発表予定です。一人ひとりに最適な化粧品開発への活用が期待されています。