ピリピリ・かゆみ…敏感肌の正体とは?
普通の化粧品でもピリピリする、季節の変わり目に肌が荒れやすい——そんな「敏感肌」に悩む方は少なくありません。しかし、なぜ同じ刺激でも敏感に感じてしまうのか、その仕組みは十分に解明されていませんでした。
肌のうるおいを守る「セラミド」に着目
花王は帝京科学大学との共同研究で、肌表面の角層(肌の一番外側にある薄い層)に存在する「セラミド」という保湿成分に注目。セラミドは複数の種類があり、それぞれのバランスが肌のバリア機能を左右します。
敏感肌では脂質の「並び方」が乱れていた
研究の結果、敏感肌の方は特定のセラミドの量が少なく、さらに脂質同士の並び方(パッキング構造)の密度が低いことが判明しました。この構造の乱れがバリア機能を弱め、刺激を感じやすくしている可能性があります。
研究で確認されたこと
敏感肌のセラミドバランスの変化と脂質構造の乱れが、刺激感受性の高さに関係する可能性が示されました。この成果は国際学術誌に掲載されています。
敏感肌ケアの進化に期待
今回の知見は、敏感肌向けスキンケア製品の開発基盤となるものです。今後のさらなる研究に期待が高まります。