「落ちにくさ」と「心地よさ」、どちらも諦めたくない
日焼け止めを選ぶとき、「汗に強いタイプはベタつく」「軽い使用感のものはすぐ落ちる」と感じたことはありませんか。実は、耐久性と使い心地の良さは相反する関係にあり、両立が難しいとされてきました。
肌の上で何が起きているかを「見る」技術
ポーラ化成工業は横浜国立大学と共同で、OCT技術(光干渉断層撮影)を改良し、汗によって日焼け止めが肌から剥がれる様子をリアルタイムで動画観察できる方法を開発しました。OCT技術とは、光を使って肌の断面を痛みなく観察できる医療分野でも使われている技術です。
剥がれ方の違いで原因がわかる
10種類の日焼け止めを調べた結果、汗による剥がれ方は「溶解型」「剥離型」「分裂型」「保持型」の4タイプに分類されることがわかりました。それぞれのタイプで落ちる原因が異なり、理想的な日焼け止めには「水になじまないこと」「膜が強く均一であること」「肌への密着性が高いこと」の3要素が必要と考えられています。
化粧品全体の進化へ
この技術は日焼け止めだけでなく、スキンケアやメイクアップ製品の開発にも応用が期待されています。