紫外線によるシミ・シワ・たるみ、「防ぐ」だけでは足りなかった?
日焼け止めで紫外線をブロックしても、完全には防ぎきれないダメージがあります。資生堂は100年以上前から紫外線研究に取り組んできましたが、「外から守る」だけでなく「内側から立て直す」アプローチの必要性に着目しました。
「オルタナティブオートファジー」と活性化成分を発見
東京科学大学との共同研究により、細胞が過度なダメージを受けたときに働く「オルタナティブオートファジー」という仕組みが、紫外線による光老化を抑える機能を持つことを解明。さらに、この働きを活性化させる「毛葉香茶菜エキス」を開発しました。
傷ついた細胞の「お掃除機能」がカギ
紫外線を浴びると、細胞内でエネルギーを作るミトコンドリアが傷つき、炎症が起こります。オルタナティブオートファジーは、この傷ついたミトコンドリアを分解・除去することで炎症を抑える、いわば細胞の「自己修復システム」です。
研究で確認されたこと
- オルタナティブオートファジーの活性化により、紫外線で生じる炎症性因子が抑えられた
- この機能が働かないと、肌のハリを保つコラーゲンを分解する酵素が増加する可能性がある
- 加齢によりこの機能が低下する可能性も確認された
本研究成果は国際科学雑誌に掲載されており、今後のスキンケア製品への応用が期待されます。