軽い使い心地と耐水性の両立が課題だった
日焼け止めを選ぶとき、「ベタつかない軽い使用感がいいけど、汗で落ちるのが心配」と感じたことはありませんか?従来のウォーターベース(水性)の日焼け止めは、肌なじみが良くベタつきにくい反面、汗や水に弱いという弱点がありました。耐水性を高めるために配合される成分が、白浮きや服への色移りの原因にもなっていたのです。
石鹸由来の成分が汗と反応する新技術
資生堂が開発したのは、石鹸由来の成分を活用した新しい日焼け止め技術です。肌に塗った膜が、汗や海水に含まれるマグネシウムなどの金属イオンと反応することで、塗布膜の表面に特殊な構造を形成。これにより撥水性と密着性が向上し、水より軽く柔軟な膜が肌を守ります。
湿度変化による肌ストレスにも対応
さらに、外部の湿度変化に応じて肌表面の水分量を調整する技術も搭載。乾燥時には水分を逃さず、蒸し暑いときには過剰な水分を放出することで、シミの原因となる炎症因子IL-1αの活性化抑制が期待されます。
本研究は2025年12月の日本化粧品技術者会学術大会で発表されました。