みずみずしさと汗への強さ、両立できなかった理由
日焼け止め選びで「軽い使用感」と「汗で落ちにくい」の両方を求める方は多いはず。しかし、これまでの技術では完全な両立が難しい状況でした。オイルベースは汗に強い反面ベタつきが気になり、ウォーターベースは心地よく塗れても汗で流れやすいという弱点があったのです。
「ファイバー乳化」という新しいアプローチ
ポーラ化成工業が開発したのは、 竹由来のセルロースファイバー という微小な繊維を活用した「 ファイバー乳化 」技術です。従来の界面活性剤(水と油を混ぜ合わせる成分)の代わりにこの天然繊維を使用しています。
塗った後に「膜が変化する」仕組み
この技術の特徴は、塗布時はみずみずしい感触でありながら、肌に塗った後は汗でふやけにくい撥水性の膜へと変化する点にあります。さらに密着性を高める成分を組み合わせることで、膜が肌にしっかり留まる設計になっています。
耐久性と使用感の両立を確認
研究では、高い耐久性と紫外線カット効果の持続性が確認されました。実際の使用テストでも心地よい使用感が得られることが確かめられています。
今後の展開
本研究成果は2025年9月の国際学会で発表予定。ファイバー乳化技術のさらなる進化が期待されます。