乳幼児のアレルギー、早期発見への道が開けました
赤ちゃんのアトピー性皮膚炎や食物アレルギーは、発症してから気づくケースがほとんど。「もっと早くわかっていれば対策できたのに」と感じる親御さんも多いのではないでしょうか。
資生堂と東北大学病院の共同研究チームは、 生後2ヵ月の時点で将来のアレルギー発症リスクを予測できる方法 を発見しました。
注目したのは肌表面のタンパク質
肌の一番外側にある「角層」(外部刺激から肌を守るバリアの役割を持つ層)に含まれる SCCA1 というタンパク質に着目。このタンパク質は、肌のバリア機能に関わる重要な成分です。
研究でわかったこと
117名の乳児を3歳まで追跡調査した結果、生後2ヵ月時点で 頬のSCCA1量が多い赤ちゃんはアトピー性皮膚炎を発症しやすく 、口周りのSCCA1量が多い赤ちゃんは食物アレルギーを発症しやすいことが確認されました。
検査はテープを肌に貼って採取する方法で、赤ちゃんへの負担も少ないのが特徴です。
今後、この研究が診断法として確立されれば、早期からの適切なスキンケアでアレルギー予防につながることが期待されています。