20代を境に急減する「うるおい成分」の正体
赤ちゃんの肌はなぜあんなにもっちりしているのか——その秘密のひとつが、アミノ酸の一種「D-グルタミン酸」にあることがわかってきました。この成分は幼児の肌に豊富に含まれていますが、20代以降は約3分の1にまで急激に減少してしまいます。
資生堂が世界初、ヒトの肌で効果を実証
資生堂は九州大学との共同研究で、肌の表面(角層)に存在する4種類のD-アミノ酸を発見。なかでも「D-グルタミン酸」に着目し、肌のバリア機能への効果を検証しました。
うるおいを守る「細胞間脂質」がカギ
D-グルタミン酸には、肌内部の水分蒸発を防ぐ油分「細胞間脂質」の補給スイッチをONにする働きがあります。この脂質が角層の細胞のすき間を満たすことで、バリア機能が高まると考えられています。
塗布4時間後にバリア機能の回復を確認
人為的に肌表面を荒らした状態で実験したところ、D-グルタミン酸を塗った部位では4時間後にバリア機能の回復が確認されました。塗らなかった部位では悪化が見られたとのことです。
今後のスキンケア製品への応用に期待
資生堂はこの研究成果を、今後発売するスキンケア化粧品に応用していく予定です。