「成分が肌に届いているか」を知りたいというニーズ
スキンケアを選ぶとき、「この美容成分は本当に肌の奥まで届くの?」と疑問に思ったことはありませんか。美容医療が身近になった今、化粧品や医薬部外品に求められる効果や安全性への期待は高まる一方です。しかし、成分が肌内部のどこにどう届いているかを詳しく調べることは、技術的に難しい課題でした。
半導体分野の技術を美容研究に応用
資生堂は東レリサーチセンターとの3年間の共同研究により、超高解像度元素イメージング技術(NanoSIMS) を活用した新しい分析技術を開発しました。NanoSIMSはもともと半導体など工業製品の分析に使われてきた技術で、これをヒトの肌の観察に応用したのです。
ナノメートル単位で成分の居場所がわかる
この技術により、肌に塗った美容成分が肌表面の角層(肌のいちばん外側にあるバリア層)をどのような経路で通り、細胞のどの部分に届いているかを、細胞核まで見えるほどの高解像度で観察できるようになりました。
今後の製品開発への活用
資生堂は本技術を活用し、より高い効果と安全性を両立した製品開発を進めていくとしています。