保湿してもシワだけ乾く、あの違和感の正体
しっかり保湿ケアをしたはずなのに、シワの部分だけカサつきが残る。そんな経験をしたことがある人は多いはずです。ポーラ化成工業は、この「シワ部位だけ乾きやすい」という現象の原因を突き止めました。
うるおいを作る「ハサミ役の酵素」がシワ部位では減っていた
研究の結果、シワがある部分では「SASPase(サスペース)」という酵素が減少していることがわかりました。この酵素は、肌のうるおい成分を作る「ハサミ」のような役割を持っています。材料となるタンパク質を正しく切り分けることで、角層が水分をキープできる構造になるのです。ハサミが足りないと材料をうまく加工できず、水分を与えても抱え込めない肌になってしまいます。
SASPase減少は深いシワにもつながる可能性
さらに、SASPaseが減ると肌の奥にある真皮で「好中球」という細胞を呼び寄せる物質(IL-8)が増えることも確認されました。好中球は肌の弾力を支えるコラーゲンなどを分解するため、深いシワの原因になる可能性があります。
植物エキスで酵素を増やせることを発見
ヒメフウロとクチナシの混合エキスが、SASPaseを増やしIL-8を減らす作用を持つことも発見されました。今後、シワ専用の保湿ケアという新しいアプローチが広がるかもしれません。